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Decoration Car (東京・表参道)

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ここんところ更新している「表参道_樹景Walk」というカテゴリーの写真は 昨年の冬に撮影したものばかりです

一昨年の秋にデジ一眼を購入して 京都の紅葉写真で写真デビューしたのですが、
紅葉も終わって次に何を撮ろうかと模索しましたところ、
京都(しかも紅葉)ほど見栄えのする被写体って日常にはナカナカないもので、
少し考え込んだのが昨年の冬でした

とりあえず 好きな場所にカメラをもって行って色々撮ってみようと それで初めて表参道にカメラを持ち出しました

けど ありきたりな写真にしかならず ちょっとスランプ

でも 撮影した写真にケヤキが写っているのを見て 表参道の象徴ってケヤキ並木だな~と何となく思いました

表参道が好きで撮影しに行くならその場所ならではの写真でも撮ろうか、そうケヤキの写真を撮ろう、と始めました

大阪から東京に帰った際に 計3回ほど撮影をしました

それが今アップしている写真です

最初はケヤキそのものを撮っていましたが これが全然良くなくて 別に表参道にケヤキなんて当たり前ですから面白くないんですよ

そこで これは表参道の写真なんだからと ケヤキの向うに瀟洒な建物なんかを重ねて 周囲を入れ始める

けど なんか建築写真みたいで良くない

これはもっと考えて工夫しないとどうしようもない、と思ったんですね

そうこう試行錯誤しているうちに、ビルの大きなガラスのそこかしこにケヤキが写り込んでいることに気付きました

じゃあ 手前のケヤキ、奥の建物という関係を 写り込みを利用して、手前の建物、奥のケヤキに逆転させてみよう、と思いました

これはおもろいかもしれない、と写り込みを意識して撮影しはじめました

そうすると一気に世界が広がって 素人の感触ですが 写真もよくなった気がするし 撮ってて楽しくなってくる

また 写り込みも 単におもしろさだけじゃなくて 表参道のどこかしこにもケヤキ並木が写り込んでいるということは、
表参道のどこにいてもケヤキが視界に入らないことはない、それだけ大きな存在なんだよ、
表参道の主役はお洒落な建物なんかじゃなくてケヤキなんだよ、ということ意味しているんだ、
ちゃんとこの表現方法を採用することにも意味があるんだ、なんて勝手に思い至って、俄然チカラが入りました(笑)

表参道では当たり前過ぎて見向きもしない存在のケヤキに、光を当てるのがこの場所での自分の撮影スタイルだ、なんて思いました

写り込みというやり方もかなり気に入ったので 積極的にやりましたね

それでかなり鍛えられた気がします

写り込みの出発点がこれらの写真(とくに前日の「Welcome To The KEYAKI Cafe」)です

同じところに通いつづけると良いことがあるもんで 晴れたらあそこには13時頃に太陽が差し掛かるとか、
西日がこの建物に反射して道向うの「トッズ」のビルに写り込みのは16時過ぎだとか、
ベネトンの「女王」はお昼時にトップライトが差すが薄曇りの方が雰囲気が出るとか、
DIORのビルを見上げるなら青空にちぎれ雲があるときの方が建物が空に同化するとか、
だんだんと見えてくるんですよ(笑) 

そうするとちょっと太陽の位置とか 天候とか より良い写真にするための名脇役達の存在を意識しだしたり

この表参道では沢山学びましたね



実はまだまだ撮影途中で、東京に転勤したら四季を通じて撮影しようと狙っています

表参道ヒルズも出来たようですので また新しい表情になっているでしょうね

もう暫く「表参道_樹景Walk」を続けますので どうぞお付き合いください
by private__eyes | 2006-02-04 23:07 | 表参道_樹景WALK


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