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fuji_walk (富士山・河口湖)

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本体のレンズ開口部にはめるキャップに可愛い小さなレンズをつけたような商品「ロレオ」をご紹介いたします。

冒頭の写真は、ロレオで撮影しました。


露出の設定はすべてマニュアルで、レンズ側の絞り値にカメラの絞り値をあわせたうえで、シャッタースピードまたはISO感度で露出(カメラ内蔵の露出計は使えますので簡単です)を調整するような感じで使います。

その場で画像を確認できるデジカメなら簡単に感覚を掴めると思います。


ピントは据え置きで、恐らく3メートルくらいのところがピント位置だと思います。

なので近すぎると人がボケていて、背景にピンがきてしまいます。


画角は標準的な35㎜ですので使いやすいです。

このレンズは、よくPLANNERの50㎜とセットで持ち出すんですが、荷物も軽くなって楽しく撮影できます。


購入動機としては、やはり自称フォト・ブロガーである以上、ブログ写真に多いトイカメラ風の描写で空気感を撮ったお約束写真は外せない・・・・・・・。。。。。

いやいや、ついついパンフォーカス&俯瞰になってしまう自分の傾向と真逆にあるように思うそういうテイストを何とかして手に入れたい!という安直でちょっとヨコシマな動機かもしれません。


で、描写はというと、期待したほど「崩れない」んです。

デジタル一眼の本体の性能が良すぎて思ったより描写してしまう、という印象を受けます。

肝心の色かぶり(これ大事です!)も特になくて、AWBが適正に働いてしまいます。

しかも、随分とあっさりな色調です。

フィルムでやった方がより雰囲気よく「崩れる」気がします。

但し、逆光~半逆光は、おもちゃレンズの真骨頂を発揮して、見事にフレアがかってくれます。

「光」の採り方がこのレンズで崩すキーですね。

逆にいうと冒頭の写真のように光がフラットだと随分と大人しくなってしまうということでしょうか。

また、35㎜という扱いやすい画角なんですが、逆に大人しすぎてしまう気もします。

もうちょっと広角の方が周辺の崩れが大きくなって良さそうな。


総じて「崩す」という観点では、崩すほどのパンチが足りない気がします。

崩すならフォトショップのプラグインで「Lomo-Effekt」とかを使ってましたが、非常によく崩れるんですが、ちょっとやりすぎというか何となくデジタル処理しました的な雰囲気が出てしまうのが嫌で、より自然な崩れ方が欲しくての「LOREO」でしたが、あまり崩れてくれないのはちょっとガッカリでした。

まあ、この値段ですので、そこまで色々と求めるのは無理ですよね(笑)。


私は半年以上前に購入しましたが、その後、「アオリのできるタイプ」も出ています。

どの程度のアオリができるのか分かりませんが、より大きく崩れてくれそうな気がします。

これは購入してみたいです。


値段が安いですし、気に入らなくてもキャップの代わりにはなる、というとこでもし興味をお持ちの方がいらっしゃれば、購入してみることをお勧めします。
by private__eyes | 2007-10-13 11:45 | その他_Walk


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