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lil monster (東京・下北沢マック)

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(film simulation "kodak E100VS" by DxO FilmPack)





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以前もご紹介した青山の「RAT HOLE GALLERY」で行われているアントワン・ダカダ展を見てきました。

これは久々にヒットです!

いつも通りプリントも良くて、内容も素晴らしかった。

詳細は見ていただくしかないので割愛しますが、作品は幾つか上記リンクでご覧いただけます。

お近くの方は、是が非でもご覧になられることをお奨めします。



ラットホール発行のカタログ(2番目の本)を購入しようと思いましたが、う~んプリントがよくないんだと思うんですが、展示されている作品と比べて何となく「艶っぽさ」が足りないんですよね。

「ハッ!!」としないというか、引き込まれない。

置いてあったダカダの別の洋本と比較してみても、プリントがガタガタですね。

洋本の方は、思わずため息がでてしまうほど作品を昇華(消化)しています。

少し話が飛びますが、右のライフログでも紹介している「眠らない風景」「続・眠らない風景」松本コウシ氏はもの凄く本のプリントにこだわってらっしゃって、そのこだわり具合がブログ(2006/5)でも綴られているんですが、実際に仕上がった本はそれはそれは観ていて引き込まれるほどの素晴らしさで、写真展に赴いたときに拝見したプリントと比較しても、遜色ないできあがりです。

松本氏はかなりこだわり派なんだと思うんですが、実際の仕上がりの素晴らしさを観ていますので、そのこだわりは全くもって正当だと思います。

このこだわりを裏返すと、何も考えなかったり妥協すると、よくない仕上がりになったりする(その程度で平気で出版したりもするようですね)のが分かります。

そういうのを知ってから、よくよく写真集の「出来」には気を使うようにしていて、レトロスペクティブのような本だと同一作家で色々な写真集がでていますので、「出来」の良い写真集を買うようにしています。

そういう観点からすると、ラットホールの仕様はちょっと遠慮したいなんて思います。

まあ、これだけの作品を収めて5000円弱は、かなりお買い得だと思うんですが。

ここまでまとめた内容は、今のところこの本だけのようですし・・・・。

けど、前の「アンデルス・ペーターセン展」の時も、ラットホール発行の写真集とオリジナル本のプリントを比較したら、随分と「黒が浮いた」プリントで幻滅したんですよね、今回も同じといえば同じだし・・・・。

もう一度行こうと思っているので、ちょっと頭を冷やして購入するかどうか見極めたいと思います。
by private__eyes | 2008-01-13 21:22 | 東京Night_Walk


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