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tokyo_night_walk (東京・祖師谷大蔵)

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(film simulation "kodachrome64" by DxO FilmPack)



お茶の水にある「gallery bauhaus」へ行って来ました。

目当ては、榎本敏雄氏写真展「薄明の記憶・京都」です。

とても良かったです。

オリジナルプリントを販売しているまさに「ギャラリー」です。

自らが手に入れられる作品として対峙すると、また普段のギャラリー鑑賞とは違って新鮮でした。

買うかどうか・・・・そんなことを意識して、普遍性というかいつまでも愛せる・・・・そこまで強い感情ではないですが、関係を持ち続けることができる作品という観点で見るようになります。

そもそも金額的に手が出ないのですが(笑)。


買っても良いなと思う作品は、ハッキリ何かを写したもの、例えば「雪の金閣寺」の写真だったり、アイコンである「窓と雷」の写真だったりではなくて、少しあいまいなものでした。

恐らく日常的に眺めるとなると、パッと見で印象を覚えることができる形の強い写真ではそのうち一瞥して通り過ぎるだけになりそうです。

一瞥すれば過去の鑑賞体験の感情をなぞれてしまいますから。

逆に曖昧さのある写真は、パッと見じゃ分からなくてこちらをを少し留まらせて、こちらから作品世界に歩み寄らせる、そういう関係が築けるのではないかと。

それが末永く飾り続けることになるのではないかと思いました。

どの作品にも作家の作品世界が宿っていましたが、、所有するとなると違った観点での吟味が必要になるかな、と思った次第です。

私なりに吟味して、水浸しの桜林の引き気味の写真が一番素敵でした。


駅近の静かでモダンなギャラリーですので、興味ある方はGWにでも訪れてみては如何でしょうか。
by private__eyes | 2008-04-26 20:41 | 東京Night_Walk


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