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treescape 7 (東京・表参道)

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(film simulation "fuji Neopan 100" by DxO FilmPack)



今日、念願の「モディリアーニ展」へ行って来ました。

昨年の東急文化村の展示も見ましたが、純粋なモディリアーニの作品展示というより、妻ジャンヌとのまるで物語のような生涯(妻ジャンヌは滅茶苦茶カワイイ!そしてモディリアーニの死後、後追い自殺する)にスポットをあてて、作品以外でボリュームを膨らませたようなあざとさを感じました。

今回はさすが国立!というだけの作品点数で、実に見応えがあります。

以前のモネ大回顧展ほどの規模ではありませんが、モディリアーニは個人所蔵も多いようなので一同に介して見せてもらうなんてあまりないのかもしれません。


しかし、モディリアーニはツボです。

とても良かった。

そぎ落として誇張するのにその人物の個性を実物より強く醸し出す・・・・個性の純化とでもいうのでしょうか、いや~見れば見るほど引き込まれる絵ばかり。

縦長シルエットを強調する微妙な首の傾きと顔の傾き、極端ななで肩、落ち込んだ目・・・・・それらが組合わさった虚脱しきった風貌にあれもこれもと心を奪われます。

見れば見るほど引き込まれてアッという間に時間が過ぎました。


気づいたこととしては、写真のような手法があることです。

顔は実に緻密に厚く塗って表現していますが、それ以外は顔から離れるごとに曖昧に、そして雑になっていく・・・・まるで絞り値F4くらいまででポートレイトしたように周囲をボカしています。

写真だとあたりまえですが、写真がようやく普及しだした時代に絵画でその効果を実践している人がいるんだな、と感心しました(絵画のことは詳しくないので当たり前なのかもしれませんが)。


日和も大変よろしくて実に気持ちいい休日が過ごせました。
by private__eyes | 2008-05-01 20:47 | 表参道_樹景WALK


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